2017年10月29日

おばあの夢を見た



海外に旅立つまでずっと一緒に暮らしていた
おばあちゃん。
私の人生の大きな一部であり
私を
育ててくれて
私を沢山愛してくれた家族


小さな体からは考えられない強さと
男勝りなバイタリティと
固い信念や忍耐で
87年を生き抜いたひと。


私には考えられない生き方

結婚して赤ちゃん産んだすぐに
夫に先立たれ
まだ25歳だったのに再婚する選択肢を
選ぶことなく、ひとり娘に
ひたすらの愛を注いだ。
教師をしながら、
多くの子供を愛し
熱心に指導し

そして、そのおばあの強い愛を
一心に受けて育った母から
産まれた私と姉と弟。



おばあちゃんが旅立つ日
朝から
兄妹3人と両親とおばあちゃん6人が集まって



おばあの呼吸がとまるその3時間前まで
いろんな思い出話を泣いて笑って語った


台風の風が強まる中


おばあちゃんの大好きだった歌を歌い

家族6人が話したあの
かけがえない時間


最高の時間だと思った。

こうして家族が集まって
おもいでを共有する、って
なんて意味のある時間なんだ、と
改めて感じた

そんな機会を最期に しっかり
作ってくれたおばあちゃん


ありがとう

おばあの人生を思うと


おばあのくれた手紙を読むと

涙が止まらない


でも不思議と
寂しい、というより
暖かい気持ちになれる


ほんとに大切な人を失っても
心に生きてる、

という言葉の意味が
ようやく理解できたのかもしれない



告別式までの数日

それはそれは
家族、人生、生き方、人生のエンディング
あらゆることを考えさせられる日々でした


そして、姉と弟の
熱い魂を
痛いほど感じた


両親の、良識ある人柄と
他人への礼儀の尽くし方を
学んだ。


おばあが
どれだけ私達に愛情を注いでくれたか、
そしてその注いでくれたぶんだけ
私達の想いが強いか
感じっぱなしだった



二ヶ月前に奇跡的に
おばあが喋り私にくれた言葉

「あんたは賢い子やったな、ずっと。いつもそう思ってたのに、ちゃんと褒めてあげれたことなくてすまんかったな。ちゃんと言えるうちに、あんたを褒めたげたら良かったな。」





おばあの親友だった先生が
お悔やみにいらした際に

わたしに
「あなたがずっと病気してたまーちゃん?
先生ね、まさよには 何も望まん。息をしてくれて生きてくれてるだけで充分やのにな、立派に生きてんねん、って自慢されていたのよ」
と聞かされ



涙がこぼれ落ちた




おばあとのおもいでいっぱいだ。


これからは
悩んだとき
立ち止まったときに
空を見上げて話せる

実家に帰って仏壇に語りかけれる。
いつだって耳を傾けてくれるであろう
おばあの存在に
この先ずっと
見守られてる気がして


家族をこうして
またさらに強い絆で結んでくれてありがとう


これからも
いっぱい気づかせてね
おばあの生き方から
学ばせてね


天国で
おじいちゃんに
「あんた早く逝きすぎ!」って
怒ってるかな今頃。



お通夜の日の夜


思い切り笑顔で部屋から出てきて手を振りながら
消えてくおばあの夢を見た



最期に会いに来てくれた。


大好きだよ。ありがとう














同じカテゴリー(Family/家族)の記事
おはぎちゃん♡
おはぎちゃん♡(2018-07-10 09:46)

ラブラブ
ラブラブ(2018-02-12 11:29)

家族。誕生日
家族。誕生日(2017-11-29 20:13)

ばあちゃんの言葉
ばあちゃんの言葉(2017-09-02 21:07)

おばあの生命力
おばあの生命力(2017-07-23 15:24)

大好きな姉
大好きな姉(2017-07-07 08:16)


Posted by MAYO at 00:37 │Family/家族